社史研究への誘い

 

社史の制作現場の苦労の軽減

社史・アーカイブ総合研究所 主任研究員 鎌岡徳幸

社史の制作現場のために

「社史の担当に任命された」。その瞬間から社史担当者の不安と困惑が始まります。なぜなら、初めての担当業務で一体何をしたらいいのか分からないことが多いからです。社史編纂という聞きなれない業務の発令を受けて会社に何をするのか確認しても、「当社設立から今までの会社の歴史をまとめる仕事」だと伝えられる程度のことが多いのです。

「社史ってどんなものなのだろう」「一体何をすればいいのだろう」という不安を持つ担当者がどのくらいいるのかを調査しました。まだまだ不十分な母数の調査ですが、およそ 3分の 2の担当者が同じように不安に感じているということがわかりました。こういった結果を事実としては誰も考えてこなかったのです。そこで担当者の役に立つための調査・分析が、社史・アーカイブ総研が取り組む重要なテーマと考え、深堀りして調査を実施することにしました。

これまでにも社史に関する研究はわずかながら存在していましたが、社史担当者に関する研究は皆無でした。したがって、社史制作現場の実情を統計数値に基づく分析として公表するのは業界初となります。今後、当総研はさまざまな社史とアーカイブの研究結果を企業・組織の担当者と、それらの研究を行う専門家の役に立つものとして提供していきます。

制作で苦労すること

社史担当者が制作時に最も苦労することは「資料やデータの収集」です。社内外にある資料とデータを確認・整理しながら集めるという最初の作業で、約 6割の社史担当者が依然として困ったり苦労したりしているのが現実なのです。
事前に大変だということがわかっているのなら、苦労しないように指針を提示して作業が順調に進むように準備・アドバイスすることができますので、6割の社史担当者に対してのさらなるサポート方法について考えることが必要だということです。

このことがわかって作業するのと、わからないまま作業するのとでは大きく対応が変わってきます。制作側はサポートが不十分だと認識することで、より高い提案ができます。社史・アーカイブ総研の存在がより高いサービスと提案へと結びつくのです。すなわち社史・アーカイブ総研の設立によって、これまでよりもはるかに高い顧客満足が実現できる体制が整うことになります。もちろんアーカイブ構築に関しても同じです。これこそが社史・アーカイブ総研を設立して今後めざすものになります。

(「社史・アーカイブ総研の挑戦」(2019.10出版文化社刊より抜粋)

 

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(会員ページ内のコンテンツの期間限定紹介です)「研究員コラム」より抜粋

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