アーカイブの考察

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記録メディアの変遷

フロッピーディスクは2011年3月のソニー撤退により生産終了し、パソコンにはFDDが搭載されないようになりました。記録メディアは光ディスクやUSBメモリなどに移行し、フロッピーディスクは一部を除き市場から姿を消しました。

思えば、1990年代のパソコンブームや、その前のワープロ専用機の時代を支えたメディアはFDでした。その頃には、各種ソフトウェアもFDで供給されて いましたし、プログラムソフトの入ったFDをAドライブに、データ格納用のFDをBドライブに挿入して作業をしたものです。

FDは、データ容量が2MBに満たない上、アクセススピードも遅かったのですが、当時はそれで十分でした。記録ディスクが硬いプラスチックのカートリッジに守られ、通常はディスクが露出していないので扱いやすく、単価も安いので、文書のやり取りをするにはちょうど良いメディアでした。

いまや、小指ほどの大きさのUSBメモリで128GBの容量のものが出ており、隔世の感があります。しかし、小さなメディアに大量のデータを記録することができるようになって、情報の紛失や漏洩のリスクも格段に高まっています。

実際に、USBメモリ紛失による情報漏洩が連日報道されて います。また、コンピュータウィルスへの感染にも今まで以上に注意が必要です。
USBメモリは不特定のユーザーや PCで使い回すケースも多く、メールなどに比べてセキュリティ意識も低いため、再感染が続いているとみられると指摘されています。これらのリスクを回避する ため、セキュリティ機能付USBメモリを使う、信頼できないコンピュータではUSBメモリを使用しない、パスワードによるロックをかけるなど、さまざまな対策を講じる必要があります。
メディアの進化と歩調を合わせて、私たちの意識も変えていかなくてはなりません。

 
社史・アーカイブ総合研究所

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