アーカイブの活用

 

アーカイブには元々お金が宿っている

「アーカイブは利益を生む」と中国のアーキビストから聞き、新鮮な感動を覚えたことがあります。使われてナンボ、の世界から、さらに一歩突っ込んで、アーカイブには元々お金が宿っている、ということを言っているのだと思われます。
企業の場合、業績に寄与しないアーカイブへの投資が難しいのは確かでしょうから、この言葉は、私達に勇気を与えてくれるものです。

では、アーカイブはどのようなシーンで使われるのでしょうか。最近の事例から紹介してみましょう。

  1. 1. 会社法、内部統制では、文書の作成、管理が明確に定められている。経営管理強化のため
  2. 2. PL法対応などで、公的な説明が求められる。その際の説明資料とする
  3. 3. 知的財産権、特許、著作権など権利関係、特許訴訟などの裁判対応で文書が求められる
  4. 4. 創業の理念や発展途上期の困難や苦労の、役員・従業員の共有化、教育のため
  5. 5. 新製品開発のためのヒントとして
  6. 6. IRなどの広報のツールとして
  7. 7. ISO対応、CSR実行のツールとして
  8. 8. 特にホワイトカラーの生産性向上のため
  9. 9. 団塊世代の退職などによる「技」の伝承のツールとして
  10. 10. 企業は社会の公器、という観点から、現在および次代へ継承するため

ひとつひとつが、幾ら利益を生み出したという定量性を求めるのは難しいのですが、それでも例えば、「5.」などでは、忘れられた工法を武器に年商を一気に4倍に上げた建設会社があります。「8.」の生産性向上では、一人の社員が書類探しに1時間費やしたとして、1万人の社員がいたら、そのロスたるや、金額に換算したら膨大なものになるでしょう。
そう考えると、やはり、「アーカイブは利益を生む」のです。

社史・アーカイブ総合研究所

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